2020/03/30

野間の蕎麦屋プロジェクト・サケハジメ


南区野間での蕎麦屋プロジェクト
手打ちそばと和酒 サケハジメ
福岡市南区野間2-7-13
2020/07/31 プレオープン 2020/08/07 グランドオープン
https://www.sakehajime.com/








〇〇〇

2020・03・08
またひとつ「街は夢の集まりプロジェクト」の仲間が増えます。
南区大楠のPecoRiさんからの紹介でこの物語が始まりました。

2020/03/09
きょう、現場を見せてもらいました。
居酒屋のあとの店です。カウンターや厨房機器があり、これらを活かしてのオーナー自ら手づくりのDIYによる店づくりです。



さて、この元居酒屋の店を、蕎麦屋としてどう変身させることが出来るか楽しみです。

2020/03/30
きょうから始めます。
作業の合間で、厨房レイアウトの打合せ。

油でコテコテの厨房をピカピカの厨房にする作業を始めました。

2020/03/31
店前の小屋を撤去する。撤去は午前中で終わりました。
撤去した木材は、再び活用するため、ビスや釘を抜いています。解体の作業でいつも思うのですが、無垢の木材は再利用出来るのに、人工的な加工建材はボロボロで再利用出来ない。接着材に頼った建材やケミカル加工したものは、あと始末に悪いので使わないようにしたいと思います。

午後からオーナー自らの、麺打ち室の塗装始めます。先ずはパテ埋めから・・・・。

2020/04/04
昨日、不用品を処分してもらったので、内外共スッキリしました。
きょうの作業は、厨房が片付いたので、厨房のレイアウトや、配管の位置を再検討し、厨房の床の掃除、詰まった排水管の掃除、こびりついた厨房器具の掃除等々でした。
小屋を撤去したところ
これから、この街の新しい風景づくりを始めます。

2020/04/18
きょう午後から、カウンター等の木材の調達に、日田の井上製材所へ。
非常事態発令中なので、外出の自粛のはずなのですが、木材の手配だけはしておくことにしました。
樹齢120年等の原木の山 (大分日田の井上製材所にて)
右の長い板が、今回使用するカウンターです。


2020/04/20
麺打ち台を既存のカウンターを加工して製作します。活かせるものは出来る限り活かします。
カウンターの材が来るまでに、カウンターが設置できるように加工します。

2020/04/28
新しいカウンターの設置が出来るように準備が出来ました。

下地の木材はこの店の解体から出た材の再利用です。
2020/04/29
1日に日田からのカウンターが搬入する前に腰板を張る。

麺打ち台、練り台の試運転が始まりました。
2020/05/01
日田の井上製材所から材木が到着

店の中が材木で一杯に・・・。

カウンター材は仮置きする。そして、サンダー掛けが始まる。

造作を始める前に塗装をしておく。

きょうはここまで・・・。
2020/05/04
外部の造作の前に下地の塗装を済ませる。
2020/05/05
外部の造作、加工(刻み)作業。あす組立ます。
2020/05/06
格子の衝立は、両側の焼肉と焼鳥の店の排気を、少しでも和らげるように設ける。

両側の格子(衝立)をつなぐ梁を架ける。
仮止めの正面の格子は、西日を少しでも和らげるために設ける。
2020/05/08
きょうも、格子づくりと、カウンターのサンダー掛け
2020/05/11
きょうは、先日、下地(胴縁)をつくって置いたところに、お二人で腰板を張ってもらう。腰板は、杉の無垢の羽目板です。

飲食する店づくりは、ケミカルな材料を使わず、安全な天然素材でつくることにしている。また、天然素材のもつ空気の浄化作用の助けも借りることにしている。

カウンターの取付け
立ち上がっていた既設のガス菅を移動して貰ったので、カウンターの取り付けを行う。
カウンターも無垢の一枚板なので、反らないように固定する。サンダー掛けの磨きももう少し。

入り口の正面にカウンターがあるので、格子を設け、視線を和らげ、また、レジカウンターとの仕切りの役目も兼ねている。
格子は、視線、光、景色、気配等を和らげる時に使うようにしている。
差し込む西日を和らげ、通行人の視線を和らげ、店内の気配が伺えるように、
格子を多用している。

2020/05/14
先日のつづきで、格子づくり

店内から観た景色

2020/05/15
15日なので、地元の氏神さま「野間八幡宮」にご挨拶です。
野間八幡宮

2020/05/16
食器棚づくり
格子をつくった残りの端材、腰板を張った残りの端材、元のカウンターを撤去した材を活かしての食器棚づくりです。
「捨てればゴミ、活かせば資源」
製作中の食器棚
上の段が酒瓶、下の段が食器、食器棚には扉を取付けます。
食器棚を仮付けしてみる。

2020/05/18
最近、いつもお願いしている久留米の「DENKIYA」のお二人に今回もお願いしてます。
食器棚の建具づくり

排気フードづくり
元のベトベトのフードをカットして、フードの下地づくりを始める。



2020/05/22
21×36×4000の杉の胴縁を縦格子のように取付ける。
塗装は自然塗料のワトコ(ナチュラル)です。

2020/05/23
右のテーブルの上に山盛りになっていた木材も、天井に使う胴縁だけになりました。

外部も、エアコンの室外機を右側に移動して、仮止めの格子も本止めにしました。

2020/05/26
きょうは、久留米の「DENKIYA」さんに、配線工事、エアコンの取付け(移設)をしてもらいました。
配管、配線、機械類を隠さず見せる。中途半端に隠すより見せるデザインにすることにしました。天井のなかにある配管、配線も見せる。この店に必要なものなのに隠す必要はない、苦労して作業してくれた痕跡を残す(見せる)。自然界には無駄なものはなく、機能美で成り立っていることに見習うことにします。


2020/05/27
きょうは、やり残してきた作業のつめの造作、塗装等々の作業で目立った変化はありません。これから暫くは大きな変化の無いつめの作業が続きます。
いよいよスッピンの空間から、チョッと薄化粧する段階になってきました。

2020/06/02
外部の塗装。この格子は、照り続ける西日から保護するため、木材保護塗料(キシラデコール)を塗ることにしました。

 照明の配線も終わりました。明るさの調整はこれからですが・・・・・。

レジカウンターの加工
既存のサービスカウンターの上に、無垢の天板を乗せてレジカウンターにリメイクしました。厨房器具などの搬入出のために稼働式にしています。

 格子は、日差しを和らげたり、景色やひとが見え隠れしたり、ひとの視線を和らげたり、等々、さまざまな表情をします。

2020/06/09,10
トイレの改修
店内の作業は、ほぼ目途がたったので、いよいよトイレの改修に掛かることにします。
和式の便器に被せて座式にするTOTOの便器。これを全て撤去して座式の便器(ウオーシュレットの)に取替える作業をします。
新しい便器が来たら直ぐに取替えられるように、便器を残したまま(取替えるまで使えるように)廻りを解体、壁の改修の準備をはじめました。


2020/06/17,18
腰壁に張ってあるタイルを剥がして、綺麗に洗って、床のタイルに再利用します。
腰壁の張ってあったタイルが、床のタイル張りに再利用です。

きょうは厨房器具の搬入です。
あの油でコテコテの厨房が、見事に綺麗に蘇りました。
料理は料理人の気持ちが反映されます。やはり綺麗な厨房で料理を提供してほしいものです。綺麗に蘇った厨房でつくられる料理が楽しみです。


2020/06/23,24
便器が来ました。
給水の止水栓を移設、コンセントの移設、床のタイルの目地詰め、腰板張り、を済ませての便器の設置です。きょうは便器の設置を優先したため、腰板は便器が設置してからでは張れないところのみです。この腰板はこのトイレに張ってあったものの再利用です。

漆喰塗り
下地が思っていたより酷かったのでもう一度塗り直します。


2020/07/25
カウンター前の景色 

新しい椅子が搬入されて、一段と店らしくなる。

リメイクしたテーブル。
既存の朽ちかけたテーブルを磨き、補強し、手前に新しい材を継ぎ足した。天板の傷跡がこのテーブルの歴史を感じるような・・・・。

左・トイレ内の洗面 既存のカガミや、レトロな流し台はリメイクして再利用する。
右・このガラス戸の奥に蕎麦打ち場がある。
 

2020/07/27
麺打ち棒掛け

2020/07/29




2020/07/30
神さまをお迎えする準備も出来ました。

プレオープン前夜。

8月7日 グランドオープン

3月末から始まったこのプロジェクトは、ようやく、オープンに漕ぎ着けました。
地球規模の流行り病に遭遇しての中での作業でした。
流行り病の先行きが見えない状態での船出です。店づくりはこれからが本番です。これから、どのように進化していくのか楽しみにしたいと思います。


つづく

市井の山居・楽庵
市井の建築家の仕事

3 件のコメント:

  1. オープンが楽しみです。大変な状況ではありますが、頑張ってください。

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  2. 予定通り7/31オープンできそうですね。お店は何時からですか。時間のある時にお教え下さい。

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  3. 予定通り7/31オープンできそうですね。お店は何時からですか。時間のある時にお教え下さい。(戸渡)

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