2019/05/14

梨の平田果樹園

梨の平田果樹園・直売所
福岡県朝倉郡筑前町山隈1171
最寄駅:甘木鉄道山隈駅
2019 

納屋の2階にある、先代が貯め置きした端材や建具を使って、選果作業場の一画に生産物を販売するコーナーをつくるプロジェクト。


〇▽◇
市井の建築家とDIYでつくる店づくり
梨の平田果樹園

2019/04/09
建具で仕切る、囲って販売コーナーをつくる。
先代がストックされていた納屋の2階で埃を被った材を、雑巾で拭き、再利用します。不揃いの材、反った材を見立てての作業に難儀しました。




2019/04/10
このケーブルドラムは、ここの果樹園で作業場の入口に物置状態で2台あって、一台は傷み過ぎていて再生不可。残りの一台を半分にして、店のカウンターと陳列台に再利用することにします。


ガラス戸を取付けて、ほぼ店づくりの輪郭が出来上がる。



2019/05/08
土間づくり
三和土(たたき)
土と、石灰と、にがりの三つを混ぜて叩き締める。伝統的な土間づくりです。
今回の三和土
・土:現場近くの粘土質の畑の土
・石灰:ここの果樹園で使っているJAの有機石灰
・にがり:天然にがり たまごや商店 https://www.tama5ya.jp/product/759
 




2019/05/13
半分にしたケーブルドラムの傷んだ部分を補修して・・・・・。こちらの半分はカウンターになるので内側に棚を設けます。

半分にしたケーブルドラムはこんな風に配置します。手前はカウンターに、もう一方は商品の陳列用に・・・・。
手づくりのホワイトボードは、以前からあったもので、そのまま活かしています。
ホワイトボードの下の腰板も納屋の2階にあったものを再利用です。

納屋の2階に先代がストックしていた雨戸を活かして、台風時にガラス戸を守る雨戸に・・・・・。平時はガラス戸のみです。

2019/05/28
きょうの作業は、板張りの隙間を埋めるなどのこまごまとした作業です。主に土間に少しひび割れがあり、左官鏝でヒビを押さえつけて補修します。三和土の叩きが弱いとヒビが入ることもあります。




メモ
計画名称:平田果樹園・直売所
所在地:福岡県朝倉郡筑前町山隈1171 最寄駅:甘木鉄道山隈駅
作業期間:2019/04/09~05/28 作業日数:7日

このプロジェクトは、果樹園で育てられた梨などを販売する直売所として、果樹園の作業場の一画に計画する。再利用した木材、建具などは、先代が納屋の2階にストックしていた材です。木材は不揃いで、反りや捻じれがあり、それらをどう見立ててつくるか苦慮しました。
また今回は、2歳の子供とのコラボ?での作業でした。小さい時の、モノづくりの体験、体感をすることは、貴重な経験になればと・・・・・。
この直売所から、新しい繋がり、物語が生まれることを楽しみにしたいと思います。


(つづく)



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