2023/08/08

さるく

さるく
福岡市中央区春吉

2023/08/06,07


今回は、高砂の「うちだ産業」の女将からの電話で始まりました。

春吉に木造2階建ての店があって、どうも構造的に不安があるという御仁がいて一度現場を視て欲しいとのこと。
拝見したところかなり際どい内装になっていました。
そこで、店に点在している荷物の整理と、構造的な補強も兼ねて大きな棚をつくることにしました。
柱で2階の主要な梁を支え、外壁の柱と真壁になるように構造用合板でつなぎ、その壁を活かして棚をつくることにしました。



2023/08/06,07
2日間を使って補強することにしました。
事前に買い物リストを渡し、材料は手配して頂きました。
・針葉樹構造用合板12mm 5枚
・柱 90×90×3000 8本
・補足材 30×45×2000 30本
・カフェ板 30×200×2000 20枚

2階の床を支える梁の架構をみながら柱を建てることにしました。

そして、店の奥の客席に行くのに邪魔になっていた、カウンター席の後ろにある柱を二本切断。通路も店もスッキリしました。


完璧な補強にはならないのですが、少しは安全値が上がったかと思います。
このような内装のリノベは時々見かけるのですが、安全を無視したわけではないと思いますが慎重に対処したリノベにしてほしいと思います。



つづく

2023/07/24

アジチャヤ

アジチャヤ
愛媛西条三芳
お遍路も通る、三芳本通りの閉まったシャッターが並ぶ通りに店をつくるプロジェクトです。

2023/08/12 オープン

からくや食堂からカラクヤ2号へ、カラクヤ3号アジチャ屋へ、そしてアジチャヤ
https://yumerakuclub.blogspot.com/2018/04/blog-post_6.html

2023/07/23の「アジチャヤ」



小上がり
チョッと腰かけて雑談出来る縁側的な使われ方になればと・・・・。

サロン、ラウンジ的なゆったりくつろげる場に・・・・。

大テーブル
パーティーのような大勢で集える場に・・・・・。
2階にあった棚を解体した棚板を天板として再利用。



西条三芳本通りからの夜景

ロゴ



2023/12/25,26,27,28
アジチャヤ2
OPEN後の続編↓
https://yumerakuclub.blogspot.com/



〇△◇〇△◇〇△◇

2023/05/18~24
愛媛西条に「街は夢の集まりプロジェクト」の仲間の店づくりが始まります。

福岡空港から松山空港へ。そしてJR松山からJR今治へ。


現場に到着。
四国八十八か所を巡るお遍路さんも通る三芳本通りに面した元薬局です。対面には酒蔵「武田酒造」があります。
三芳本通りは59番札所・国分寺(今治)と60番札所・横峰寺(石鎚)の間にあります。
通り沿いの店は殆どシャッターが閉められたシャッター通りになっています。


先ずは地元の氏神さまにご挨拶。

元薬局の什器が残った店内

不要な什器を解体。
解体した材は出来るだけ再利用するため丁寧に解体します。

解体した材等

棚、什器等をレイアウト
加工して、レジカウンター、ショーケース等に再利用する

小上がりをつくる
既存の床の段差を利用して小上がりをつくる。

小上がりをつくる
お遍路さんへの縁側での一休みをイメージして・・・・・。

壁の塗装

塗装の準備
天井の照明も撤去。一部の照明は吊り下げで明かりを確保する。

2023/06/o7
現場から送られてきた画像

2023/07/12
現場から画像が送られてきました。





2023/07/20,21,22,23
きょうから4日間での作業。


近所で解体するという現場から貰ってきた建具を再利用。

ご夫婦でつくる店づくり

2023/07/23の「アジチャヤ」
4日間の作業、お疲れさまでした。



つづく

2022/07/01

画廊喫茶カンヴァス

画廊喫茶カンヴァス
福岡県直方市殿町1-31


縁あって直方に移り11年目になる「カンヴァス」。
画廊カンヴァス(2011~2022)
https://yumerakuclub.blogspot.com/2017/09/blog-post_20.html

カンヴァスの池田さんは、直方の街を活性化するために尽力されている方で、様々な活動をされています。

2022



2023/10/30




〇△◇〇△◇〇△◇〇△◇


大家さんの事情で、7月末までに退去とのこと。
そして、
奇跡のように、同じ殿町に移転することに・・・・。

2022/06/09
移転先の現場を見せてもらうことに。


2022/06/26
ラフプランをつくって検討。

2022/06/30
あすから始めます。きょう、作業道具を運んでもらいました。

2022/07/01
作業1日目
きょうから始めます。

先ずはこの壁を撤去し、次の中の間(和室)と繋ぎます。
撤去すると2階への階段が現れます。この手前の土間と中の間をつないで店の空間にします。

天井の化粧ベニヤも剥がしました。

壁に張り巡らされた化粧ベニヤを剥がしました。「剥がせば古民家」です。

作業2日目
2022/07/02
奥の間とをつなぐ、壁を開けることにしました。
壁は土壁です。
作業は並行して、剥がした化粧ベニヤのあとの、釘を抜き、雑巾掛けを応援の皆さまでしてもらいました。「剥がせば古民家」が蘇えってきました。

奥の間とがつながり、風の流れ、明かり、動線が良くなりました。

作業3日目
2022/07/03
タタミを上げて、タタミ下板を撤去する。タタミは傷みが酷いので処分することにしました。床はタタミ下板を再利用して板張りにします。


床板にする板を洗う。

奥の間のタタミも処分し、板張りにすることにしました。

作業4日目
2022/07/04
きょうから大工作業を始める。
奥の間の板張りの下地づくり。再利用する板にサンダー掛け、薄墨塗りも行う。

菊池さんが応援に来てくれた。傷みが酷く予定より作業量が増えてしまったので大助かりです。


作業5日目
2022/07/05
土間(客席)を広げるため上がり框を一部撤去。


きょうはここまで。

作業6日目
2022/07/06
ようやく仕上げに入りました。


厨房
ケイカル板を張り、パテ処理し、塗装仕上げにしました。DIYの経験者の応援は頼もしい限りです。

塗装が終わり、コンロ台をつくる。

作業7日目
2022/07/07 七夕
作業は午後から。
厨房
ここにあった流し台のシンクのみ再利用。

厨房から客席を観る。

傷んだ梁を支える格子
軽やかに支える。支えていることを感じさせない補強。全ての材はここで手に入れた材を再利用。

客席
土間打ちの準備です。


作業8日目
2022/07/20
きょうの作業は、
奥の間(談話室)の床板張り。
板はタタミ下敷き板をサンダー掛けし、薄墨を塗って再利用しました。

土間(カフェ)の増設部分のコンクリート打ち。

作業9日目
2022/07/26
黒漆喰の壁に薄墨を塗る。




作業10日目
2022/07/27
塗装
針葉樹構造用合板に薄墨を塗る。

建具の枠づくり

作業11日目
2022/07/28
崩壊していた壁をこの建具たちがカバーしてくれてます。建具の壁。

この現場のタタミ下から出てきた一番立派な床板を壁に・・・・。

階段に手すり。

作業12日目
2022/07/29
格子を取付ける。

格子に看板を取付ける。

引越しの荷物に溢れる店内。

作業13日目
2022/08/01
きょうから「殿町1-31」のカンヴァスです。

きょうの作業
引越し荷物の中での給排水設備の器具付け。

作業14日目
2022/08/04
きょうの作業
照明器具の取付け等々。
店らしくなってきました。

作業15日目
2022/08/13
きょうの作業
換気フード、ダクトの取付け。
あちこちの壁の隙間を埋める。
看板、郵便ポスト、表札等の取付け。




つづく